前回は【批判との向き合い方】についてお話ししました。
その内容をまとめると、次の3つです。
- 批判は攻撃ではなく、相手の“反撃”である
- すべての人に正しく伝わるわけではないと理解する
- 万人に好かれることは不可能である
今回はこの3つを踏まえた上で、アンチコメントがきたときの心の対処法をお伝えします。
先に【批判との向き合い方】を読んでもらえると、より理解が深まると思うのじゃ。
まず最初にお伝えしたいことは、
批判は特別なことではないという点です。
あなたが普段の会話で口にする何気ない言葉にも、SNSと同じように批判が含まれることがあります。
たとえば、「このカレー美味しすぎる!嫌いな人なんていないでしょ!」と思っていても、実際にはカレーが苦手な人もいますよね。
つまり、あなたの作品だけでなく、日常会話ですら批判の対象になるのです。批判しようと思えば、いくらでも理由は見つけられるものです。
ではなぜ、SNS上の批判だけ特別怖く感じてしまうのでしょうか?
それは、現実世界では面と向かって批判してくる人は少なく、経験が少ないため「慣れていない」からです。
だからといって「慣れろ」とは言いません。
ただ、これまで学ぶ機会がなかっただけ。ここで一緒に“上手に付き合う方法”を身につけていきましょう。
未知の世界(SNS)で、未知の生物(批判者)と出会うのは誰でも怖いものじゃ。だからこそ、対処法を知っておくのが大事なのじゃ。
アンチコメントがきたときの心の対処法
まず最初は、「いろんな価値観があって、いろんな意見があるよね」と一度受け止めることを心がけましょう。
ただし「受け入れる」必要はありません。
「へぇ、そういう考え方もあるんだね」と軽く受け止めて流す。
これだけを徹底してください。
「いやいや流すって!そんなの良くない!」と思う方もいるかもしれませんが、私が流していいと判断している理由が3つあります。
①批判の価値は「誰が」「どう言うか」で決まる
同じ批判でも、伝える人・伝え方・関係性によって価値は大きく変わります。
- 信頼できる人からの誠実な言い方
→受け入れやすく、改善や成長のきっかけになる - 匿名の人からの攻撃的な言い方
→ただの中傷として心を傷つけるだけで、学びにはつながらない
批判そのものに良い悪いがあるのではなく、状況次第で「建設的な批判」になるか「ただの攻撃」になるかが決まるのです。
しかし、匿名性の高いSNSの場においては後者であることがほとんど。
「誰だかわからないけど、あなたはそう思うんだね」と軽く流してしまいましょう。
②求めていない批判は「余計なお世話」
SNSやブログなどで「私はこう考えている」と発信するだけで、議論を求めていなくても反対意見や批判をされることがあります。
特にネットでは、多くの人が「発信=意見交換の場」と無意識に捉えているからです。
しかし、本人が望んでいない時点で、たとえ建設的なアドバイスに見えても「余計なお世話」でしかありません。
また、悪意があるかどうかは発言者本人にしか分かりません。
- 「良かれと思って助言している」可能性もある
- 「上から目線で指摘して優越感に浸りたい」可能性もある
ただ、受け取った側が不快になる時点で、そのアドバイスは適切ではないのです。
③説得する行為は無駄である
人は誰でも自分の考えや価値観を大切にしています。
そこを否定されたり正されたりすると、防衛本能が働き、反発してしまうことが多いのです。
いくら素晴らしい言葉を投げかけても、受け取る準備ができていない人には響きません。まさに「馬の耳に念仏」「赤子に説法」と同じことです。
さらに、人間は「一度嫌いだ」と感じた相手の話を素直に受け取るのが難しい傾向があります。これは心理学的にも説明できる現象なのです。(心理学でいう確証バイアスや敵対的帰属バイアスなど)
だからこそ、無駄な争いからは身を引きましょう。
言い返したくなったり、誤解を解きたくなることもあるでしょう。
しかし、あなたが表現したいことや伝えたいことをどう受け取るかは相手の自由です。そして、これ以上は受け取り方も含めて相手の課題だと割り切ることが大切なのです。
「相手の課題」というのは次のようなものじゃ。
具体例①:イラストを公開したとき
ある人は「かわいい!色合いが好き」と喜んでくれる一方で、「もっと線をきれいにしたほうがいい」「構図が単調だ」と批判する人も出てきます。しかしそれは、その人が「自分の好み」や「理想の絵」を基準に見ているだけなのです。
具体例②:音楽や小説を発表したとき
同じ作品でも「心に響いた」と言う人もいれば、「退屈」「趣味じゃない」と言う人もいます。これは作品の良し悪しではなく、聞き手や読み手の感性や気分によって評価が変わるに過ぎません。
具体例③:SNSやブログで意見を発信したとき
「その考え方、救われました!」と共感される一方で、「そんなの間違ってる」と反対されることもあります。でも、それは相手の人生観や立場が違うだけ。万人に受け入れられる意見など存在しないのです。
赤い服を着て出かければ、「似合ってるね!」と言う人もいれば「派手すぎる」と言う人もいるように、人によって評価は正反対になる。批判は相手の価値観や好みの反映であって、あなたの存在そのものを否定しているわけではないのじゃ。
まとめ
- 一度受け止めて、必要ないなら流す
- 批判の価値は「誰が」「どう言うか」で決まる
- 求めていない批判は余計なお世話でしかない
- 説得するのは無駄、相手の課題である
本日の質問:どんな人のアドバイスを受け入れたい?
くり坊主の話を受け入れるか流すか、それもまた受け手次第ということじゃな。本記事で気づいたことや感想があったら、ぜひコメントで教えてほしいのじゃ。




